2006年、新潟ナミックス(旧北陸塗料)会長小田嶋寿一様から、新しく建設する研究棟(ナミックステクノコア)のエントランスロビーに飾る絵を依頼されました。タイトルを「我が心のふる里」(4×1.5m)と命名し2008年、2年がかりでようやく納める事ができました。
2007年12月11日 – 16日
ヌフ イマージュ 2007展 グループ展
朝日アートギャラリー企画(中央区銀座4-101)
10名の作家のグループ展に出品しました。一人が100号一点と小品数点の展示です
飛翔 F100号 132×161cm
2007年3月
北里研究所主催「人間讃歌大賞展」で佳作に準ずるということで「緑陰」をお買い上げ
2006年
新潟県知事(泉田知事)と面会し「鎮守の杜」を寄贈
鎮守の杜
新潟県知事室、知事の机
新潟県庁「新潟県知事公式ホームページ(海彦、山彦、裕彦)」
心安らぐ絵画をこれからも
7月6日、新潟市生まれの洋画家、白鳥十三さんが、来庁されました。現在は東京で活躍されていますが、2年前には新潟市美術館でも個展を開かれた事があります。白鳥さんの作品は風景画や室内静物など、いずれも写実的で精密な筆使いで、落ち着いた雰囲気があり、見る者の心を癒してくれます。「鎮守の杜」と言う絵をお持ちくださったのですが、一目見た途端に、子供の頃に日が暮れるまで遊んだ故郷の光景を思い浮かべ、懐かしさがこみ上げてきました。多くの人にやすらぎと感動を与える作品を、これからも発表して、新潟を元気づけていただきたいと思います。
2006年7月8日 新潟日報
新潟日報 「県人アート」 適度の明るさと緑陰
人間が鬱蒼とした森林に恐れを抱くのは、古代人のDNAが作動しているからである。高層ビルが立ち並ぶ新宿近くに住む作者は、よく散歩するというが、のっぽのビル群は森林に見えているのかもしれない。今回の作品は、無条件の田園風景のほかに、一見すると都市の風景だが、実は田園風景が重ねられているような作品が並んだ。都会生まれの人間には記憶の奥底にしまわれた古代人のDNAだが、田舎に生まれ育った人間には現役で活躍中である。油彩作品「鎮守の杜」はいまでも都会を少し離れると良く見かける風景だが、日本列島が照葉樹林に被われていた神々の名残である。
遠くには山並み、田畑の中にこんもりと茂った杜には小さな祠が見えるようである。それに対して高層のホテルが描かれた「夢空間」や都庁が描かれた「天空へ」は、林立する高層ビル群を描きながら、神々の杜の幻影が重ねられている。
新潟日報 「県人アート」 適度の明るさと緑陰
人間が鬱蒼とした森林に恐れを抱くのは、古代人のDNAが作動しているからである。高層ビルが立ち並ぶ新宿近くに住む作者は、よく散歩するというが、のっぽのビル群は森林に見えているのかもしれない。今回の作品は、無条件の田園風景のほかに、一見すると都市の風景だが、実は田園風景が重ねられているような作品が並んだ。都会生まれの人間には記憶の奥底にしまわれた古代人のDNAだが、田舎に生まれ育った人間には現役で活躍中である。油彩作品「鎮守の杜」はいまでも都会を少し離れると良く見かける風景だが、日本列島が照葉樹林に被われていた神々の名残である。
遠くには山並み、田畑の中にこんもりと茂った杜には小さな祠が見えるようである。それに対して高層のホテルが描かれた「夢空間」や都庁が描かれた「天空へ」は、林立する高層ビル群を描きながら、神々の杜の幻影が重ねられている。
都庁の広場に立つ彫像は生命を脅かすマンモスであり、夕焼けを背景にした高層ビルは、いわば樹齢何百年の檜や杉の木立といってもよい。そして明るい陽だまりに手入れよくガーデニングされた「緑陰」は、古代人のDNAから解放された現代の風景である。人間はこうして適度の明るさと適度の緑の影を求めてきた。